【帰化許可事例】韓国語がわからず、両親も不在の特別永住者女性の書類収集
在日韓国人(特別永住者)の方からの帰化相談で、最も多く、そして最も高いハードルとなるのが「本国(韓国)の戸籍収集」です。
特に、日本で生まれ育ち、韓国語の読み書きが全くできないという「3世・4世」の方にとって、韓国の役所とのやり取りや、複雑な家族関係登録簿の読み解きは非常に困難です。 今回は、「韓国語がわからず書類が取れない」「両親が不在で手掛かりがない」という不安を抱えて相談に来られ、当事務所のサポートにより無事に日本国籍を取得された30代女性の事例をご紹介します。
ご相談者様の状況(プロフィール)
相談者 : A様(39歳・女性)
国籍 : 韓国(特別永住者)
職業 : 会社員(年収300万円)
家族構成: 夫(40歳・日本人・年収400万円)、長男(10歳・日本国籍)
住居 : 持ち家(住宅ローンあり)
A様は日本人のご主人と結婚され、お子様も日本国籍をお持ちです。お子様が10歳になり、将来のことを考えて「自分も日本国籍を取得して、家族と同じ戸籍に入りたい」と帰化を決意されました。世帯年収は700万円あり、生計要件(経済的な安定性)には全く問題がありませんでした。
しかし、A様にはどうしても自分一人では解決できない「大きな壁」がありました。
相談内容と直面していた課題
A様が帰化申請に踏み切れなかった最大の理由は、「身分関係の書類が集められない」ことでした。
1. 韓国語が全くわからない
A様は日本生まれの日本育ちで、韓国語の会話も読み書きもできません。帰化申請には、ご本人だけでなく、亡くなったお母様の韓国戸籍(家族関係登録簿)も必要ですが、どこに請求すればよいのか、申請書の書き方すら分からない状態でした。
2. 両親の不在による手掛かりの喪失
これが最大の難点でした。A様のご両親は、A様が幼い頃に離婚されています。
韓国人のお母様は1年ほど前に他界されており、日本人であるお父様とは離婚以来、音信不通で現在の住所も生死も不明でした。
通常、韓国戸籍を取得するには、本籍地(登録基準地)の情報が必要です。これらは通常、親から聞き取るか、自宅にある古い書類から探しますが、母は亡くなり、父は行方不明。A様は「自分のルーツを証明する書類」にたどり着く術を失っていたのです。
当事務所による解決方法
A様からご依頼を受けた当事務所では、以下の2つのアプローチで書類収集を行いました。
① 所在不明の父親の調査
帰化申請では、両親が離婚していても、また疎遠であっても、原則として両親の戸籍謄本(日本人の場合は戸籍謄本、韓国人の場合は家族関係証明書等)が必要です。
お父様は日本人でしたので、まず、A様ご本人の「出生届」の記載事項証明書を取得し、そこから当時のお父様の本籍地を判明させました。そこから戸籍の附票などを辿ることで、現在のお父様の本籍地と生存を確認し、無事に必要となる「父の戸籍謄本」を取得しました。
② 韓国戸籍の取得・翻訳の代行
お母様とA様の韓国書類については、当事務所と提携している韓国書類専門の取得・翻訳業者へ委託しました。 お母様の閉鎖外国人登録原票などのわずかな情報から、韓国の登録基準地(本籍地)を特定。韓国の役所へ直接請求を行い、A様の「基本証明書」「家族関係証明書」「婚姻関係証明書」などの必須書類に加え、亡きお母様の除籍謄本等も全て取り寄せました。
もちろん、取得したハングルのみの書類は、すべて日本語への翻訳文を作成しました。
結果:スムーズに申請受理、そして許可へ
ご依頼から約1ヶ月半で、膨大な量の書類収集と翻訳が完了しました。
A様一人では「何から手をつけていいかわからない」と途方に暮れていた作業ですが、プロが介入することで最短ルートで準備が整いました。
法務局での申請もスムーズに受理され、面接を経て、申請から約10ヶ月後、無事に帰化が許可されました。
A様からは、
「父の居場所もわからず、韓国語もできない私には無理だと諦めかけていました。先生にお任せして本当によかったです」
と、大変安堵された様子でお言葉をいただきました。
当事務所からのアドバイス
今回のA様のように、「韓国語ができない」「親族と疎遠で書類が取れない」という理由で帰化を躊躇されている特別永住者の方は非常に多いです。
しかし、言葉の壁や複雑な家庭事情は、プロに任せることで解決できます。
帰化申請は、書類さえ完璧に揃えば、許可される可能性が非常に高い手続きです。ご自身で悩んで時間を浪費してしまう前に、まずは専門家である行政書士にご相談ください。
当事務所では、書類の収集から翻訳、申請書類の作成まで、トータルでサポートいたします。「私のケースでも大丈夫かな?」と思ったら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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行政書士片桐法務事務所までお問い合わせください

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