交際中の写真が少ない場合の配偶者ビザ申請
行政書士の片桐と申します。本日は「日本人の配偶者等」の在留資格を申請する際、提出書類である交際中の写真が少ない場合、どうすればよいのかお話したいと思います。
どうして写真が必要なのか
配偶者ビザを申請するとき、夫婦二人で写っている写真を提出する必要があります。
ではなぜ、二人で写った写真を提出する必要があるのでしょうか?
それは、その結婚が偽装結婚ではなく、二人が真剣に恋愛をして結婚したことを証明するためです。前にもお話したことがありますが、配偶者ビザの申請で入管の職員が一番注意するのが、偽装結婚でないかどうかです。偽装結婚であることを疑われないために、二人の交際を証明する写真が必要になります。
例えば、結婚式の時の写真、旅行に行った時の写真、親戚が集まった時の写真など、撮影場所や時期が異なる写真を複数枚用意した方が良いです。親戚や友人が二人の結婚を祝福してくれているシーンの写真があればベストです。写真を提出する際は、その写真がいつ・どこで撮影され、写っている人が誰なのかを写真に記載しておくとよいでしょう。
写真が少ない場合どうすればよいのか
交際期間が少ない場合や、二人で会ってる回数が少ない場合は、偽装結婚であることを疑われる可能性が高いため、最低でも10枚以上の写真を提出した方が良いです。ただし、とりあえず写真を多く提出しようと思って、同じ日に同じ場所で何枚も写真を撮影しても、1枚としかカウントされない場合もありますので、注意してください。
では、交際中の写真がどうしても少ない場合はどうすればよいのでしょうか?
その場合は、他の書類で真実婚あることの証明を補強するしかありません。交際期間やその他の状況によって異なりますが、真剣に交際されている場合は、必ず何らかの補強材料はあるはずです。例えば、二人で交わしたメールの履歴を多めに提出したり、結婚後の写真を多数用意するなどの方法が考えられます。また、日本人側のご両親に上申書を書いてもらうなどの対策をすることもできます。
まとめ
交際期間や交際中の写真が少なかったとしても、諦めずに別の方法で真実婚であることを証明しましょう。二人が真剣に交際していたのならば、絶対に証明できる材料はあります。配偶者ビザの取得は二人の人生にとって、とても重要なものです。そのため申請についてはできる限りの準備をする必要があります。
申請に関して不安なことがあれば、申請取次行政書士等の専門家に相談しましょう!
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